栽培指導 ~冬の剪定・越冬~
11月17日、京都のアンマズハウスさんに来ていただき、冬の選定方法と越冬準備についてご指導いただきました。
冬の剪定
ブルーベリーは、本州では通常、夏と冬の2回剪定を行いますが、北海道では日照時間が不足気味のため、夏の剪定はしないほうがいいのではないかという話があり、この冬の剪定のみとなります。
この剪定で一番大切なのは、花芽の処理ということでした。この時期、2年生苗でも花芽がたくさんつきます。それをそのままにしておくと春には花が咲き、実が付きます。
ただし、2年生みたいに若い株に花をつけさせると樹勢が落ちてしまい、その後の生育に悪影響があるため花芽をすべて取ってしまいます。落葉してしまった後のほうがやりやすいのでもう少し待ちます。
あと、株元に出ているマッチ棒ぐらいの小枝は切ってしまいましょうということでした。
株が育ってくれば他にも剪定ポイントが出てくるかと思いますが、この若い株のうちはとにかく「花芽を取れ!」でした。
越冬準備
北海道の冬は凍結必至。養液供給システムの管の中に水が残っていると破裂してしまう可能性があるのでとにかく水を抜くことです。
株の方は、雪の重みで枝が折れてしまう可能性があるので、麻ひもで枝をまとめて縛っておくようにします。ただ、まだ株が小さいので今のところ大丈夫とのことでした。