ハスカップは、和名クロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)、スイカズラ科の落葉樹です。本農園の相方となるブルーベリーとは色合いや味などよく似ていますが、ブルーベリーはツツジ科なので分類上は全く異種の植物です。

もともとシベリアなどの寒冷地に原生していた北方系植物で、渡り鳥によってその種が北海道へ運ばれ、そのまま根付いたとされています。主に湿原や原野に自生し、北海道では胆振地方の勇払原野が自生地として有名ですが、開発によりほぼ無くなってしまったとされています。

「ハスカップ」という名前の由来は、アイヌ語の「ハシカプ=枝の上にたくさんなるもの」からきており、アイヌにとっては大切な栄養源として古くから食されていました。